【セミナーレポート】国内パートナー会員様との連携企画 vol.1 〜「挑戦(チャレンジ)」現場の今を知り、未来をデザインする〜
EVENT REPORT
2026年8月5日(水)、一般社団法人未来社会デザイン機構(FSDi)主催による「国内パートナー会員様との連携企画 vol.1」をハイブリッド形式にて開催いたしました。
当機構初となる国内パートナー会員様に特化した本イベント。観光・地域交通の最前線を走る3社をお迎えし、これまで培ってきた伝統を守りながらも進める「新たな挑戦」と、その裏側にある「現場のリアルな課題」を等身大の言葉で語り合いました。会場・オンラインを合わせ、自治体、企業、大学、学生など多数の会員様にご参加いただき、熱気あふれる対話の場となりました。
当日のプログラム
- 16:00~16:05|開会のご挨拶
- 16:05~16:35|セッション①:金谷ホテル観光グループ 様
- 16:35~17:05|セッション②:ふらのバス株式会社 様
- 17:05~17:35|セッション③:株式会社冨士交通 大阪営業所 遊Hub 様
- 17:35~17:40|締めの挨拶
- 17:40〜16:05|リアル会場限定 名刺交換・情報交換会
登壇セッション概要
各セッションでは、3社がこれまで培ってきた伝統と新たな挑戦、そして現場のリアルな壁や課題についてお話いただきました。
セッション① 金谷ホテル観光グループ 様
「100周年に向けて 挑戦の裏側にある、現場のリアルな壁と課題。」
ブランド・ストーリーと現場オペレーションのハイブリッド作戦
伝統とモダンの融合を図る「和のラグジュアリーリゾート」としてのブランド構築と、地域ニーズに寄り添う効率的なオペレーションの両立について解説。20〜30代が全社員の2/3を占め、若手が躍動する組織風土が紹介されました。
若手社員が語る「リアルな現場と挑戦」
入社6年目の渡邉様からは、新施設(THE MAGARIGAWA CLUB)の開業準備やクロストレーニングを通じた体験と、「完璧よりも一生懸命」に挑む現場のリアルな思いが語られました。
100周年に向けた「まちづくり」と現場の課題
辻氏からは、鬼怒川温泉における「二次交通・周遊不足」「廃墟問題」「働き手の住まい(寮)不足」といった地域課題が提示されました。「まちづくりや課題解決は一中小企業の力だけでは限界がある。だからこそ、他企業や自治体との『共存』と『連携』が必要不可欠」と強く呼びかけられました。
セッション② ふらのバス株式会社 ふらの旅行 様
「ふらの地域と共に歩む、これからのバス会社の挑戦」
支援から自立的な連携へ「観光周遊バス」
JR北海道が旅行商品として運行していた観光バスを引き継ぎ、官民で連携しながら自社運営へと育て上げた10年の歩みを共有いただきました。
成功か失敗かではなく、次に知見を残す挑戦
外部の企画力と連携して実施した「The Outdoor Living in FURANO」では、参加者の高い評価と同時に「収支面のリアルな実情(採算性の課題)」を公表。「成功か失敗かではなく、得られた知見を地域の資産にすること」の重要性を提示されました。
点在する地域資源を繋ぐ「ワインツーリズム」と今後の展望
「飲む旅には、運転しない移動が必要」として、点在するワイナリーを一本の旅に繋ぎ、地域への経済波及効果を生み出す試みを発表。「人を運ぶだけでなく、地域の『食』や『体験』の価値を他分野の事業者とともに高めていきたい」と共創への期待を語られました。
セッション③ 冨士交通 大阪営業所 遊Hub株式会社 様
「防災・減災に向けたバス会社としての挑戦」
日常の移動・インフラを「非日常の最強インフラ」へ
停電時に動く蓄電池となる「テスラ(EV)」、高台へ大量輸送する「大型バス」、避難所となる「民泊施設」など、日常の事業を「減災」の視点で再定義する取り組みが紹介されました。
歴史と先人の知恵を現代の「減災の教科書」に
奈良県明日香村の『亀石』の伝説や、能登半島地震で180度回転した總持寺祖院の句碑、南三陸町・志津川高校の避難階段など、歴史や被災地の記憶を「未来への警鐘(暗号)」として捉え直す視点が共有されました。
【現場のリアルな壁】「起きる前」に備える旅の集客の難しさ
能登半島で実践した「減災ツアー」の事例をあげ、「災害が起きた後には目が向くが、起きる前に備える旅には集客の大きな壁がある」と直面する悩みを告白。「災害が来る前に届く言葉と仕組みをどうデザインするか。この課題をクリアするため、多様な事業者・自治体と知恵を出し合いたい」と熱く訴えられました。
まとめ:現場のリアルから見えた、共創への期待
今回のイベントを通じて、観光や地域交通の現場では、私たちが外から想像している以上に熱い「新しい挑戦」が進んでいることが可視化されました。
そして、どの事業者様も共通して抱いていたのは、「一社だけでは越えられない壁があり、異業種や自治体、学生といった『異なる視点・アセット』との繋がりを求めている」という点です。
当機構では、今回の登壇で浮き彫りとなった課題やアイデアを、6月に開設された「会員限定サイト」や今後の分科会、学生アイデアソンへと繋げ、具体的なプロジェクトとしての「社会実装」を強力にサポートしてまいります。
ご参加いただいた皆様、そして素晴らしいご登壇をいただいた3社の皆様、誠にありがとうございました!
意見交換の様子
当機構は、2026年度内はすべての会員区分において「年会費無料」を実施しております。会員専用マッチングシステムや分科会へのご参画を含め、地域の未来を共にデザインする皆さまのご入会を心よりお待ちしております。
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