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【セミナーレポート】FSDi seminar Vol.1 高付加価値インバウンド戦略セミナー【2026.04.27 開催】

SEMINAR REPORT

地域の価値を「稼ぐ力」へ。
「高付加価値旅行者を呼び込むインバウンド観光地づくり戦略!」を開催いたしました。

一般社団法人未来社会デザイン機構(FSDi)は、2026年4月27日(月)、インバウンドセミナーをハイブリッド形式にて開催いたしました。

現在の訪日外国人観光は、「量(客数)」から地域に確かな利益をもたらす「質(消費額)」への転換期にあります。「観光客は増えたが利益が残らない」という地域の課題に対し、東武トップツアーズ 濱野一哉氏が登壇。徹底した「現場主義」に基づく地域ブランディングと受入体制の再構築について、最新データと実践事例を交えた具体的な戦略が語られ、熱気あふれる時間となりました。

セミナープログラム概要

本セミナーは、最新データに基づく現状分析から、地方が勝つための戦術、そして当機構(FSDi)がハブとなって進める未来の地域連携イメージまで、3つのセクションを軸に展開されました。

1.クルーズの最新動向と地域への波及効果
2.地域ブランディングの再定義と受入体制の再構築
3.今後の当機構(FSDi)との連携イメージ

セミナーのハイライト

1

地方が勝つための鍵「超小型エクスペディション船」への照準

2025年の訪日クルーズ寄港回数は3,117回と過去最高を記録。その中で今最も注目すべきは、富裕層が本物の文化資源を求めて旅をする「エクスペディションクラス(超小型船:100人程度)」の急増です。小型船は水浅が浅い小規模港でも上陸が可能なため、インフラが整っていない地方自治体や田舎にこそ、世界基準の富裕層を呼び込む最大のチャンスがあります。

【実証事例】フランス船社ポナンによる「北前航路・瀬戸内海クルーズ」

大型客船には敬遠されがちだった瀬戸内海ですが、「世界にない地形」が高く評価され誘致に成功。酒田の芸子や輪島の伝統工芸など、ルート上の質の高い文化資源をパッケージ化し、高単価な感動体験を実現しています。

2

滞在時間の延長がもたらす「オーバーナイト(2日間停泊)」の経済効果

朝入港・夕方出港の日帰り型から、同一港に2日以上停泊する「オーバーナイト」のスケジュールが増加しています。データによると、2025年の大阪港におけるオーバーナイト比率は75%に達しています。夜間停泊が増えることで、ライトアップ等の夜間コンテンツや地元の飲食への誘導が可能となり、高単価な夜間消費を一気に地域に呼び込むことができます。

3

沿岸から内陸へ需要を還流させる「プレ/ポストツアー」戦略

日本発着クルーズの拡大に伴い、乗船前後に数日間日本に滞在する「プレ/ポストツアー」の需要が急増しています。海のない内陸部自治体にとっても、これは大きなチャンスです。

4

多言語DXの導入と、地元ローカルガイドの育成

富裕層の満足度を左右するのは個社(点)ではなく地域全体(面)での受入体制です。特にキャッシュレス決済の導入は、船社が送客を判断する必須条件となっています。また、地元住民を「地域限定のローカルガイド」として有償で活用するロードマップも提示。言語の壁や不安は、「多言語翻訳システム」などのDXツールを導入することで補い、誰もが活躍できる仕組みづくりが重要であると語られました。

セミナー当日の様子

まとめ:FSDiがハブとなり、関係者を繋ぐ「共創」の未来へ

これからのインバウンド観光地づくりは、自治体、観光事業者、地域住民、そこで過ごす乗船客の全員がメリットを享受できるエコシステムでなければなりません。

FSDiは「ハブ(架け橋)」となり、自治体の持つフィールド(現場の課題)と、民間パートナーのインフラ、そこで過ごすスタートアップ企業の持つ先進技術を繋ぎ、具体的な共創プロジェクトとして地域社会へ実装してまいります。

当機構は、2026年度内はすべての会員区分において「年会費無料」を実施しております。会員専用マッチングシステムや分科会へのご参画を含め、地域の未来を共にデザインする皆さまのご入会を心よりお待ちしております。

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【本件に関するお問い合わせ先】
一般社団法人未来社会デザイン機構 事務局
Email:info@fsdi.or.jp
Web:https://fsdi.or.jp/
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